雨漏りの原因の調べ方は?自分でできる方法やプロの調査方法を解説!
費用を抑えるために、「自分で雨漏りの原因を調べたい」という人もいるのではないでしょうか。簡単な方法であれば、自分で調査することも可能です。この記事では、自分でできる原因の調査方法や、プロが行う調査方法との違いについて解説します。
この記事を読むための時間:3分
雨漏りの根本的な原因とは?
雨漏りは、根本的に以下の4点が原因となって発生します。
- 建物の経年劣化
- 台風、地震などの自然災害
- 屋根材の劣化や破損
- 施工不良
建物や住宅には、いたるところに雨水の侵入を防ぐための工夫がされています。しかし、経年劣化などで不具合が生じ、隙間が生まれることで雨漏りが発生します。雨漏りは放置すると被害が拡大する恐れがあるため、早急に詳細な原因を調べることが必要です。
雨漏りの原因の調べ方|自分でできる調査法
自分でできる雨漏りの調査方法は、以下の2つです。
- 目視調査
- 簡易的な散水調査
それぞれ詳しく確認しましょう。
目視調査
一番簡単なのは目視で調査する方法です。屋根材や外壁など雨漏りしている部分を自分の目で確認し、写真撮影などを行います。調査費用もかからず、確認のために建物を壊す必要もありません。ただし、目視では推測程度になるため、誤診しやすいというデメリットもあります。また、はしごに上ったり屋根に上がることは危険であるため、高所の目視が必要な場合は専門業者に任せましょう。
簡易的な散水調査
通常プロが行う散水調査も、簡易的な方法であれば自分で行うことが可能です。水を撒き、雨漏りを再現して原因を特定するため目視調査よりも正確です。
ただし、雨漏りを再現するには建物全体に水を回す必要があり、30分以上水をかけ続けなくてないけません。調査時間が長くなると、使う水の量も増えるというデメリットがあります。また、室内へ漏水させて調査するため、濡れないように室内を養生する必要があります。
雨漏りの原因の調べ方|プロが行う調査法
プロの業者が行う雨漏りの調査方法で、代表的なものは以下の4つです。
- 散水調査
- 赤外線調査
- 蛍光塗料調査
- ドローン調査
それぞれ詳しく解説します。
散水調査
プロが行う散水調査は、足場を作り屋根の上から水を撒きます。実際に雨漏りしている箇所を依頼主と一緒に確認ができるため業者側にもメリットがあり、よく採用される方法です。ただし、プロが行っても発生箇所の特定には時間がかかる場合があります。
赤外線調査
赤外線調査は、特殊な赤外線カメラ(サーモグラフィ)を使用して調査する方法です。雨漏りしている箇所は他に比べて温度が低いため、カメラの画面に青色で表示されます。雨漏りを温度によって特定するため、目視では確認できないような場所も調査することが可能です。ただし、カメラが設置できないような狭い場所や、外壁などの状態によっては撮影できない場合があります。
蛍光塗料調査
蛍光塗料調査は、水に色を付けた試験水で雨水の侵入経路を調査する方法です。場所によって水の色を変えることで、どこから雨漏りしているのかを特定します。天候に左右されることなく、複数の場所から雨漏りしている場合も同時に調べられます。
ドローン調査
ドローン調査は、ドローンを飛ばし写真撮影して調査する方法です。高所でも足場を組むことなく、安全に調査ができます。近年ではドローンの精度向上により、徐々に広まっている調査方法です。しかし、狭い場所や建物の内部には入れないため、表面上の特定しかできません。
雨漏りの原因の特定はプロの業者に任せましょう
雨漏りの原因の特定にはさまざまな調査方法があります。自分で調査できる方法もありますが、高所での作業になる可能性があります。そのため、個人で正確に雨漏りの原因を特定するのは少し難しいでしょう。高所の作業は落下の可能性もあり大変危険です。無理せずに専門の業者に依頼するようにしましょう。