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一軒家の防水工事費用はいくら?工事の種類別に費用相場を解説

一軒家での防水工事の様子

 

家の壁や屋根は雨風や紫外線、経年によって劣化します。そのまま放置するとひび割れなどの不具合が発生して雨漏りや建物の腐食のリスクが高まるため、防水工事で未然に防ぐことが重要なのです。一軒家の防水工事は主に5つの方法があり、それぞれで費用も異なります。本記事では一軒家の防水工事について、種類と費用を解説します。

この記事を読むための時間:3分

一軒家の防水工事の種類と費用

戸建ての主な防水工事方法と費用、耐用年数は以下の通りです。

 

工事方法 1㎡あたりの費用 耐用年数
ウレタン防水 6,000〜8,000円 10〜13年(5〜10年ごとにメンテナンスが必要)
FRP防水 6,500〜8,500円 10〜15年(7〜7年ごとにメンテナンスが必要)
塩ビシート防水 6,000〜8,000円 12〜15年(10〜15年ごとにメンテナンスが必要)
ゴムシート防水 4,000〜5,000円 10〜15年(5〜8年ごとにメンテナンスが必要)
アスファルト防水 6,000〜8,000円 15〜20年(6〜7年ごとにメンテナンスが必要)

 

それぞれの工法の特徴やメリット・デメリットを解説します。

ウレタン防水

ウレタン防水は戸建ての防水工事で一般的に採用される工事で、ウレタン樹脂の防水液を塗布して防水層をつくります。工法には密着工法、メッシュ工法、通気緩衝工法の3つがあり、下地の種類によって最適な方法が選ばれます。液体であるため継ぎ目がなく、階段や室外機などが設置してある複雑な形状でも施工できることが特徴です。

 

ウレタン防水の注意点としては、乾燥するまでに時間がかかることが挙げられます。依頼する際は、余裕をもってスケジュールを組むようにしましょう。

FRP防水

FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforceed Plastics)」の略称です。液体状のポリエステル樹脂を塗布した上にガラスマットを張り、さらにポリエステル樹脂で補強する塗膜防水です。耐衝撃性が高く、成形性にも優れているので、木造の一軒家で採用されることが多いです。

 

FRP防水のデメリットとしては、下地への接着力が強く硬度が高いため、地震が起きた際に下地の動きに追従できず、割れやすいことが挙げられます。

塩ビシート防水

塩化ビニル樹脂製のシートで防水層をつくる工法です。紫外線や熱、オゾンに対しての耐久性や耐摩耗性が優れているメリットがあります。また、素材自体に最初から色が着いているため、保護塗装の必要がなく維持管理費の節約にも繋がります。

 

シートタイプであるため、形状が複雑な箇所への施工は難しく、施工場所が限られます。また、経年による劣化が激しいデメリットもあり、劣化したシートの上を歩いただけで破断する恐れがあるので注意が必要です。

ゴムシート防水

ゴムシート工法は、シートの単価が安く、軽量であることがメリットとして挙げられます。また、柔軟性もあるため地震に強く、地震が多い日本に適した工法であると言えます。しかし、シートの接着剤が剥がれやすく、職人によって仕上がりにバラつきが出やすいことから、現在では取り扱っている業者は多くありません。ゴムシート防水工事を希望する場合は、実績がある業者を選ぶことが大切です。

アスファルト防水

合成繊維不織布にアスファルトを含浸、コーティングしたシート状のルーフィングを貼り重ねる工法です。熱工法、トーチ工法、常温工法の3つがあり、使用状況で使い分けます。養生をする必要がなく、容易に防水層を形成できるメリットがありますが、施工中はアスファルトの臭いや煙が発生するデメリットがあり、近隣の住民への配慮が必要となります。

一軒家の防水工事は事前に費用とメリット・デメリットを把握しておこう

一軒家の防水工事は主に5つの工法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。施工場所や状態によって最適な工法を選ぶためにも、事前に費用や工法の特徴について把握しておきましょう。

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