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リフォームで屋根の形を変えるのは可能?屋根形状の種類と費用を解説

リフォームで切妻屋根に変えた家

 

屋根の形を変えるリフォームは、大掛かりな工事になりますが、その分住宅の外観や機能を大きく変える魅力的な改修作業です。老朽化が進んだ屋根を新しいものに取り換えることで、建物全体の耐久性向上も期待できるでしょう。本記事では、屋根の形を変えるリフォームの種類と費用、そしてリフォームを検討する際に注意すべきポイントについてご紹介します。

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屋根の形を変えるリフォームはできる?

屋根の形を変えるリフォームは可能で、中古住宅をリノベーションする際に依頼する方が多く見受けられます。ただし、屋根の形状を変えるには、建築基準法に準拠し、必要であれば確認申請を行わなければなりません。

 

また、工事を行うには、足場の設置などが必要となるため、200万円~700万円程と、数多くあるリフォーム工事の中でも高額になる傾向にあります。ただし、屋根の大きさや種類、設計の複雑さなどによって、必要となる金額は異なるため、費用に関する詳しい内容は、リフォーム業者に相談しながら確認するようにしましょう。

屋根の形を変えるリフォームの種類と費用

屋根の形状を変更するリフォームには大きく分けて以下の種類があります。

 

  • 切妻屋根
  • 寄棟屋根
  • 片流れ屋根

 

リフォームにかかる費用には、既存屋根の解体や新しいフレームの構築、新しい屋根材の設置、廃材の処分などが含まれ、一般的にコストが高くつきます。それぞれ解説していきます。

切妻屋根への変更

切妻屋根は、屋根の両側に傾斜がある形状を持ち、よく目にするタイプの屋根です。形がシンプルであるため、工事やメンテナンス作業が比較的簡単に行えます。しかし、妻側の壁面に紫外線や雨水が当たりやすく、劣化リスクが高いといったデメリットがあります。切妻屋根に変更するのにかかる費用は、約300万円〜500万円です。

寄棟屋根への変更

寄棟屋根は、傾斜面が4方向にあり、日本では切妻屋根に次いで多く見られるタイプの屋根です。シンプルで落ち着いた雰囲気を与え、4方向に傾斜があるため、雪や雨水が効果的に排水され、屋根の耐久性を高めてくれます。しかし、雨樋や棟が長く、工事にかかる費用も500万円~600万円と高額です。

片流れ屋根への変更

片流れ屋根は、屋根の片側が高く、もう一方が低い形状の屋根で、直線的なデザインを持ち、モダンな外観を与えます。窓を高い位置に設置できるため、室内も明るくお洒落な雰囲気をもたらしてくれる屋根の形です。一面で雨水を受けるので、屋根が劣化しやすいといったデメリットもありますが、施行費用は約250万円~500万円と比較的安く行えます。

屋根の形を変えるリフォームを行う際に注意するべきポイント

屋根の形を変えるリフォームを計画する際に、いくつかのポイントに注意することが重要です。例えば、屋根の最上部の高さが高くなるようなリフォームを行う場合は、確認申請が必要となる可能性があります。自治体の許可を受けるためには、建築設計図面の変更や申請書類の準備など、建築家や専門家の協力が必要です。

 

屋根の形状を変更する工事に着手する前に、工事の実行可能性や必要になる申請について、専門家と話し合い、助言を受けるようにしましょう。また、屋根の形状を変更するリフォームは大規模な工事となるため、工事期間中は仮住まいでの生活になります。施工費用以外に仮住まいで必要な費用があることを予想し、予算計画を立てましょう。

屋根は好きな形にリフォームできる

今回は、屋根の形を変えるリフォームの種類と費用、そして計画を立てる際に注意すべきポイントについて詳しくご紹介しました。切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根など、屋根を好きな形に変更するリフォームは可能で、それぞれ外観や機能性を向上させるのに適した工事となります。

 

ただし、確認申請を行ったり、仮住まいを準備したりと複雑な手続きも多いので、リフォームを成功させるためには、入念な計画と専門家のアドバイスが必要です。

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