外壁塗装の臭いはどう対策する?知っておきたい対処方法を紹介
外壁塗装工事で心配事のひとつといえば、塗料による臭いです。臭いを完全には消せないため、自身はもちろん近隣への影響も心配されます。そこで今回は、塗装工事の臭いに対して気を付けておきたいポイントや、おすすめの対策方法をご紹介します。
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外壁塗装の臭いは体への影響がある?
塗料が発するシンナー臭が原因で起こる症状としては、吐き気・めまい・喉や鼻の粘膜の痛みなどがあげられます。しかし、ほとんどの塗料が安全性に配慮されているため、塗料の近くで1日中過ごすといった場合でない限り過剰な心配は不要です。ただし例外もありますので、とくに注意すべきケースを紹介します。
人やペット
アレルギー体質の人は、塗料に含まれる化学物質に反応を起こす可能性があります。塗料が乾けば症状は改善するとされていますが、体調不良が起きたらすぐに医療機関を受診しましょう。また、ペットは人間よりも臭覚が敏感な場合が多いため、ストレスで体調を崩す場合があります。日々の変化を注意深く見守り、心配な場合はペットホテルを検討するといった対策が必要です。
妊婦さんや赤ちゃん
妊婦さんや赤ちゃん、または小さな子どもは臭いを敏感に感じやすくなっています。そのため、臭いそのもので体調不良が起きてしまう可能性があるため注意しましょう。より臭いの少ない塗料を使ってもらうなど、業者との相談も大切ですが、場合によっては施工中はホテルや実家など、別の場所で過ごすことも検討しておきましょう。
外壁塗装の臭いの近隣への影響は?
外壁塗装の工事は、家全体をシートで覆って行うために近隣への臭いは届きにくくなっています。しかし、使う塗料や風向きなどによっては完全にゼロとはいいきれません。そのため、塗装工事を行う際は、近所へ施工前の説明と挨拶をしっかりしておくことが大切です。
臭いが気になる期間は?
外壁塗装の工事は基本的に、下塗り・中塗り・上塗り各1日で行い4日目から乾燥になります。この期間のうち、とくに臭いが気になるのは中塗り・上塗り・乾燥の計3日間です。臭いが気になる期間を把握しておけば、これに合わせて対策を考えられるようになります。
外壁塗装の臭い対策
外壁塗装の臭いは、適切な対策で緩和できます。ここでは、おすすめの対策法についてご紹介します。
臭いの少ない塗料を選ぶ
外壁用の塗料には、水性と油性があります。油性のほうが臭いが強くなるため、使用が可能であれば水性塗料を選びましょう。しかし、水性塗料も臭いが全く無いわけではありません。また、選んだ色や外壁の関係で水性塗料が使用できない場合もあります。
マスクを着用する
活性炭素や消臭成分が入っている、臭い対策のマスクを使用しましょう。ドラッグストアなどで購入でき、普通のマスクより臭いを抑えてくれるためおすすめです。マスクの重ね付けや、医療用高機能マスクを検討される人もいますが、息苦しさのほうが勝ってしまうため、消臭性に注目してマスクを選んでください。
こまめな換気をする
家の中に臭いが入ってきたと感じたら、換気を行いましょう。ポイントは、塗装作業をしている外壁から一番遠い窓を開け、サーキュレーターや扇風機を外へ向けて空気を逃がしてください。ただし、作業の進捗によっては、窓を開けられない場合もあります。作業をしている昼間は窓を閉めることで臭いを防ぎ、作業を終えた夜間に換気するのも対策のひとつです。
塗装中は家を空ける
臭いの影響がどうしても気になる場合は、家から離れるのもひとつの対策です。臭いが一番気になる期間は3日間のため、ホテルや実家など別の場所に宿泊することも検討しておきましょう。作業をしている昼間だけ離れ、作業が終わった夜に帰宅するといった方法もあります。
担当業者へ相談する
どんな塗料でも、臭いを100%消せるものはありません。さらに臭いの感じ方には個人差があるため、実際に作業を始めてみないとわからないことも多いです。しかし、不安な点は遠慮せずにしっかりと業者に相談しておきましょう。このとき、親身に相談に乗ってくれて対策案を提示してくれる業者は優良業者であると言えます。
外壁塗装は臭いによる健康被害や近隣トラブルを避ける準備が必要
外壁塗装工事は、少なからず臭いが出てしまいます。自宅の対策も大切ですが、近隣への配慮も怠らないようにしましょう。工事前には、臭いの面も含めて業者としっかり打ち合わせをし、トラブルのない工事を進めていくことが大切です。