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雨漏りしている中古住宅は購入して大丈夫?チェックポイントを解説!

中古物件の住宅相談

 

中古住宅は格安で売りに出されている事が多く、簡単な修理で済む程度であればお得に住宅を購入できます。しかし、雨漏り被害が大きかった場合、修理代の負担や契約について心配になる方も多いでしょう。この記事では、雨漏りしている中古住宅を購入するべきか判断するポイントや、修理責任などについて解説します。

この記事を読むための時間:3分

雨漏りしている中古住宅は購入しても大丈夫?

中古住宅に雨漏りがあって購入の判断に迷ったときは、次の2つをポイントに判断しましょう。

大がかりなリフォームを前提としているならOK

ほぼ建て直すような大規模なリフォームやリノベーションを予定している方は、多少雨漏りしている中古住宅を購入しても問題ないでしょう。大きな工事が前提となっているため、想定外に修理費用がふくらむことは少ないと考えられます。

雨漏りの被害が大きい場合はNG

大きなリフォームを予定していないなら、雨漏りの状態がひどい住宅の購入は避けた方がいいでしょう。主要な柱や基礎など、建物にとって重要な構造まで被害が及んでいると、修理費用が高額になる可能性があります。

雨漏りしている中古住宅のチェックすべきポイント

中古住宅の雨漏りは、以下の点をしっかりチェックしましょう。

 

1,屋根

2,外壁

3,ベランダ

 

それぞれ詳しく解説します。

1,屋根

建物で一番雨漏りが発生しやすいのは屋根です。しかし、屋根に雨漏りの可能性があっても、売主側も確認が難しく、そのまま売りに出されているケースがあります。屋根材にヒビ割れやズレなど、劣化の症状がある場合は特に注意が必要です。瓦屋根の場合は瓦だけでなく、漆喰や板金などの状態も確認しておくのがおすすです。

2,外壁

外壁はヒビ割れなどが起きやすい箇所です。外壁材やコーキング剤のヒビ割れ、剥がれをチェックしておきましょう。外壁のコーキング剤は方角によって劣化の具合が異なります。一般的には南側が紫外線などの影響で進行している傾向があります。最後にメンテナンスを行ったのがいつか確認するのがおすすめです。

3,ベランダ

ベランダの状況も確認しておきましょう。築年数が経過すると、防水材や建材が劣化しやすい場所です。防水層のヒビ割れや排水ドレンの劣化で雨漏りするケースがあります。とくに防水層のヒビ割れは雨漏りに直結するため注意しましょう。

購入後の雨漏りは誰が直す?契約解除や賠償責任は?

中古住宅が雨漏りしたときは、購入後であっても売主が直してくれるのが一般的です。ただし、売買の契約内容によって異なります。

 

また、購入者の不注意で、雨漏りなど購入した中古住宅の欠陥に気付かないこともあるでしょう。購入者に過失がない場合は、契約解除や損害賠償請求ができる可能性があります。しかし、重要事項説明書や売買契約書に建物の修繕について記載されていることがあります。この場合は、「知らなかった」と主張しても通らないケースがあるので注意しましょう。

雨漏りしている中古住宅の瑕疵担保責任はどうなる?

中古住宅の雨漏りは「瑕疵担保責任」が適用され、売主の責任となります。売主には、住宅の品質を担保する責任があるためです。

 

ただし、中古住宅と新築住宅とでは条件が異なります。売主が不動産会社の場合は、引き渡しから通常2年の瑕疵担保責任が適用されます。しかし、売主が個人の場合は、2~3ヵ月で責任が免除されることがほとんどです。また、雨漏りは特約で免責となる契約も多いため、重要事項説明書や売買契約書をしっかり確認する必要があります。

中古住宅は雨漏りの状態をしっかり確認しましょう

多少雨漏りしている中古住宅でも、格安で売られていると購入したくなる方も多いでしょう。軽度であればすぐに直る場合がありますが、雨被害の状態によっては修理代が高額になる可能性があります。また、契約内容によって思わぬトラブルに発展します。中古住宅を購入する際は、雨漏りの状態や契約書の内容をしっかり確認しましょう。

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