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ベランダの防水工事の種類について簡単に解説します。

こんにちは!

 

奈良県香芝市に拠点を置き、関西一円にて建築板金業を営んでおります、Y’noT Works ノットワークスです。
修理や掃除を含む雨樋工事や雨漏り修理、屋根工事を手掛けております。
屋根に関するお仕事が大半ですので、屋根工事に関してはお任せください。

 

 

今回の記事はお客様からよくご質問をいただく内容を記事にしました。

 

「ベランダの防水工事の種類」

について解説いたします。

 

みなさんの大切な家。

雨漏りはお家の価値を下げる大きな敵です。雨漏りはただ単に水が滴るだけではなく、家全体の健康を害します。

しかし、適切な手段で対応すればこの問題も必ず解決できます。

 

この記事が皆様の参考になっていただければ幸いです。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

防水工事の種類

家の中でも特に水損害を受けやすいのがベランダです。

雨風だけでなく日々の洗濯物干しや掃除など、水を使う機会が多いからです。

そのため、ベランダの防水工事はとても重要なのです。

 

一般住宅ベランダの防水工事には大きく分けて「塩ビシート防水」「ウレタン防水」「FRP防水」といった3つの主要な種類があります。

 

どの施工方法を選んだ場合でも防水工事の施工は専門的な知識と技術を必要とします。

また、定期的なメンテナンスや検査も重要な要素となります。

これにより、バルコニーが長期間にわたってその防水効果を維持し水漏れや湿度による損傷から守ることができます。

 

 

次はそれぞれの特性について簡単に説明します。

 

 

 

 

塩ビシート防水の特性

塩ビシート防水のイメージ画像

 

塩ビシート防水工事は一般的にビルディングや大規模建築物、特に屋上やバルコニーなどの防水によく使用されます。

塩ビ(ポリ塩化ビニル)シートは耐候性に優れ、高い防水性能を持つ素材です。

 

 

施工手順

①:まず、施工面の清掃と整備を行います。これにはゴミや塵の除去、さらには表面の平滑化などが含まれます。

②:塩ビシートを適切な大きさに切り、必要に応じて形状を調整します。

③:その後、専用の接着剤を使用してシートを施工面に貼り付けます。この際、シートがしっかりと密着していることを確認します。

④:シートの縁や継ぎ目は特に慎重に取り扱い、水の侵入を防ぐために封じます。これにはホットエアーガンで継ぎ目を溶かして一体化する作業が含まれます。

⑤:施工後、シート全体が適切に設置されているか、また水の侵入箇所がないかを慎重に検査します。

 

 

メリット

高い防水性能:塩ビシートは水分を完全にブロックするため、優れた防水性能を持ちます。

耐久性:塩ビシートは耐候性・耐腐食性に優れ、長期間使用することができます。

変形に強い:塩ビシートは伸縮性があり、温度変化や建物の沈み込みによる微小な変形にも対応できます

 

デメリット

専門的な技術が必要:シートの取り扱いや接着、特にシートの継ぎ目の処理は専門的な技術を必要とします。

傷つきやすい:塩ビシートは物理的な衝撃に弱く、シートが傷ついた場合その部分から水が侵入する可能性があります。

コスト:塩ビシート防水は一般的に他の防水方法に比べてコストが高い傾向があります。

 

 

以上のように、塩ビシート防水工事はその優れた防水性能と耐久性により広く利用されています。

 

 

 

 

ウレタン防水工事の特性

ウレタン防水のイメージ画像

 

ウレタン防水工事は主に屋上やバルコニー、テラスなどの防水に使用される一般的な方法で、液体のウレタン樹脂を使います。

特に形状が複雑で隅角が多い場所で効果を発揮します。

 

 

施工手順

①:まず、施工する表面の清掃と下地調整を行います。表面が汚れていると、ウレタンが適切に密着しないため、この工程は重要です。

②:続いて、プライマー(下地材)を塗布します。プライマーはウレタンが表面にしっかりと密着するのを助ける役割を果たします。

③:プライマーが乾燥したら、ウレタン樹脂を塗布します。通常はローラーまたはブラシを使用し、均一な厚みになるように注意しながら塗布します。

④:ウレタン樹脂が十分に乾燥したら、その上にトップコートを塗布します。トップコートは、ウレタンの色あせや劣化を防ぎ、さらに耐久性を高める役割があります。

 

 

メリット

施工が容易:形状が複雑な場所でも、液体のウレタン樹脂は簡単に塗布できます。

弾力性:ウレタンは伸縮性があるため、建物の動きや微小な裂け目に対応できます。

耐久性:適切に施工されたウレタン防水は、長期間にわたり優れた防水性能を維持します。

 

デメリット

天候に左右されやすい:ウレタン樹脂は湿度や気温の影響を受けやすく施工に適した天候が必要です。

専門的な知識が必要:均一な厚みで塗布するためには一定の技術と経験が求められます。

UVに弱い:ウレタン樹脂は紫外線に弱く、長期間の露光で劣化する可能性があります。このため、通常はトップコートが塗布されます。

 

 

以上のように、ウレタン防水工事はその施工の容易さと優れた防水性能から多くの場所で広く使用されています。

しかし、施工条件やメンテナンス要件を理解し、それに適した施工方法を選択することが重要です。

 

 

 

FRP防水工事の特性

FRP防水工事はFRP(Fiber Reinforced Plastics)または「繊維強化プラスチック」を使用した防水方法で、主に浴室や屋上、バルコニーなどに適用されます。

FRPはガラス繊維などの強化繊維を樹脂で硬化させた素材で高い強度と耐久性を持つため、優れた防水性能を提供します。

 

 

施工手順

①:最初に施工する表面の清掃と整備を行います。FRPが表面にしっかりと密着するためこのステップは重要です。

②:次に塗布型の樹脂(エポキシなど)を施工面に塗ります。

③:その上にガラス繊維シートを敷き、さらにその上から樹脂を塗ります。これによりシートが表面に密着し防水層が形成されます。

④:これらの層が十分に乾燥した後、仕上げとしてトップコートを塗布します。トップコートは樹脂の色あせや劣化を防ぎ、耐久性を高めます。

 

 

メリット

強度と耐久性:FRPは強化繊維が樹脂で結合された素材であるため、高い強度と耐久性を持ちます。

完全防水:FRPは液体から形成されるため隙間なく密着し、水分の浸透を完全に防ぐことが可能です。

形状適応性:FRPは流動性があるため施工面の形状に関係なく適応することが可能です。

 

デメリット

施工スキル:FRPの施工は専門的なスキルを必要とします。素材の取り扱いや継ぎ目の処理など、経験と知識が必要です。

施工環境:樹脂が固化するためには一定の温度と湿度が必要です。これにより施工できる日が限られる可能性があります。

コスト:FRP防水は他の方法と比較して初期コストが高い傾向があります。

 

 

このように、FRP防水工事はその強度と完全防水性能により、特に厳しい防水性能が求められる場所で優れた選択となります。

たとえば、浴室やプールなどの湿度が高い場所、または屋上やバルコニーなどの露出部分に適しています。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事は、

「ベランダの防水工事の種類」について執筆しました。

 

この記事が皆様の参考になっていただけると嬉しく思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー★YTW

 

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