屋根塗装の後に雨漏りする3つの原因!業者選びのポイントも解説!
「雨漏り対策で屋根塗装をしたのに、塗装後に雨漏りした」という経験はありませんか?実は、屋根塗装をした後に、雨漏りしてしまうケースは多いのです。この記事では、屋根塗装の後に雨漏りをしてしまう理由や、屋根塗装の本来の目的について解説します。
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屋根塗装をする目的とは?
本来、屋根塗装には以下の3つの目的があります。
- 屋根や外壁を長持ちさせること
- 建物の見た目を向上させること
- 屋根に遮熱効果を持たせること
それぞれ詳しく解説します。
屋根や外壁を長持ちさせること
屋根や外壁を保護し、品質や性能を長持ちさせる目的があります。塗装でコーティングすることで劣化を防ぎ、屋根材の交換回数を減らします。修繕費用を削減できるため、コストパフォーマンスとしても優れています。
建物の見た目を向上させること
劣化した部分をきれいに塗り直すことで、見た目を良くします。屋根の塗装が剥がれていると古く見えたり、建物の外観を損ねます。定期的に塗装し、見た目の良さをキープしましょう。
屋根に遮熱効果を持たせること
遮熱性のある塗料を塗って、屋根に遮熱効果を出す場合もあります。日光を反射させることで熱を吸収しません。屋内に熱を伝えないため、エアコンなどを使わなくても快適に過ごせるため電気代の節約にもつながります。
屋根塗装の後に雨漏りをしてしまう理由
屋根塗装の後に雨漏りをするのには、以下の3つの理由が考えられます。
- 屋根塗装時の施工不良
- 建物の老朽化や劣化
- 防水層の剥がれや破損
それぞれ詳しく解説します。
屋根塗装時の施工不良
屋根塗装の不適切な施工は、雨漏りに直結します。塗料によって、雨水の通り道が埋まってしまうためです。多くの屋根材では、雨水を逃がすための隙間が空いています。しかし、この隙間が塗料で埋まり、行き場のなくなった雨水は、建物内部へと侵入します。そのため、屋根塗装後の雨漏りを防ぐには、塗料の膜を切って水の通り道を作る「縁切り」という作業が不可欠です。
縁切りは丁寧に行う必要がありますが、適切に施工されたかどうかは、実際に屋根に上って確認しない限りわかりません。その理由から、業者によっては手抜き工事をされやすい部分でもあるのです。
建物の老朽化や劣化
建物自体の老朽化が進んでいたり、劣化している場合は屋根塗装では雨漏りの問題を解決できません。屋根塗装は、屋根材などを長持ちさせるためのメンテナンスの1つです。そのため、ダメージの大きい建物の雨漏り対策としては不向きです。建物を修繕してから、メンテナンスとして屋根塗装を取り入れるのがベストでしょう。
防水層の剥がれや破損
傾斜のない水平な屋根は、屋根上部にある防水層で雨水浸入を防ぐ構造になっているため、防水層に不具合があると、屋根塗装後でも雨漏りします。経年劣化などで防水層が破損したり、剥がれたりしていると屋根塗装後でも雨漏りすることがあります。
屋根塗装に失敗しないための業者選びのポイント
屋根塗装の業者を選ぶときは、以下のポイントに注意しましょう。
- 施工実績や専門知識が豊富か
- 施工内容や費用の具体的な説明があるか
- アフターフォローの対応があるか
屋根の構造は複雑で、屋根塗装は一般の方にとってあまり馴染みがないことが多いでしょう。そのため、施工業者に言われたとおりに契約してしまうケースも多く見受けられます。しかし、中には悪質な業者も存在するため、言われるままに契約するのは危険です。写真を見せてくれるなど具体的な説明があるか、施工後のアフターフォローまで対応しているかなどを確認しましょう。
屋根塗装は雨漏りの修繕方法ではなくメンテナンスのひとつ
屋根塗装は、雨漏りを直すための方法ではありません。メンテナンスのひとつであり、長期的に屋根を長持ちさせる方法です。「屋根塗装をすれば雨漏りが直る」と契約を迫る業者もいるため、業者選びには十分に注意してください。
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