外壁塗装工事で用意することのひとつに、近隣への挨拶があります。今回は、外壁塗装工事の際に近隣へ挨拶をする必要性と、覚えておきたいマナー・要点を伝えるためのポイントを解説します。

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外壁塗装をする際は近隣への挨拶は必須

外壁塗装工事を行う際は、近隣への挨拶が必須です。外壁塗装は、機械音や臭いが出る工事のため、少なからず近隣へ影響を与えてしまいます。ご近所トラブルを避け、今後も良好な関係を続けていくためにも、挨拶は必ず行いましょう。

挨拶に役立つ4つのマナー

挨拶には、行く時期・どの家に行くか・粗品は用意するべきか…など、さまざまなマナーがあります。ここでは、挨拶に行く際に覚えておきたい、4つのマナーについてご紹介します。

挨拶は1週間前が目安

挨拶を行う目安は、1週間前～3日前までです。直接顔を見て挨拶できるのがベストなので、土日祝日の10時頃～17時頃に伺いましょう。また、工事が完了した後にも、ご協力いただいた感謝のご挨拶にまわると印象が良くなります。

粗品を用意

挨拶の際には、粗品を持参しましょう。予算は500円～1,000円程が相場で、タオル・洗剤・入浴剤・お菓子などをお渡しするのが一般的です。高価なものは相手に気を遣わせてしまうので避けてください。また、のし紙についてはとくに決まりはないので、付けなくても問題はありません。付けるのであれば、「外のし紙」にして「ご挨拶」と記載しておくと良いでしょう。

行くのは両隣とお向かい・裏の3軒ずつ

立地によって異なりますが、基本的に挨拶に行く家は「両隣とお向かい・裏の3軒ずつ」計8件が目安です。他にも、「2件隣だけど赤ちゃんが生まれたばかりの家がある」というように、このお宅には行っておいたほうがいいなという場所があればご挨拶をしておきましょう。

不在に備え挨拶文も用意

ライフスタイルによっては、なかなか会えないご近所さんがいる場合もあります。そのときは、必ず挨拶文をポストに入れておきましょう。お知らせを残しておけば、「うちには挨拶に来ない！」といった誤解を防ぐことができます。また、相手に話を聞いてもらう時間を取らせるのに気が引けるのであれば、どの世帯にも挨拶分を持参して「お時間のあるときに目を通してください」と伝えるのも良いでしょう。

挨拶時に伝えるべきこと

挨拶時に、あれもこれも伝えると相手も困惑してしまいます。ここでは、塗装工事の際に伝えるべきポイントをご紹介します。これらを参考に、要点をまとめて伝えると良いでしょう。

工事期間・時間

まず伝えるべきは、外壁塗装工事が行われる期間です。加えて、平日の作業時間や、土日祝の作業についても伝えておきましょう。工期については、延びる可能性もあるため「〇〇頃まで」と余裕を持って伝え、実際に延びてしまった場合は改めてお知らせのご挨拶に行くようにしてください。

自身もしくは施工業者の連絡先

充分注意をして行う工事でも、万が一近隣と何かトラブルに発展してしまう可能性もあります。そのため、すぐに対応できるように自分の連絡先と施工業者の連絡先は教えておきましょう。お知らせを貰った相手も、もし何かあった際の連絡先が分かっていれば安心できます。

騒音・臭い発生のお詫び

足場の組み立てや、作業中に高圧洗浄機を使用する際にはどうしても大きな音が出てしまいます。加えて、臭いの影響もゼロではないため、とくに臭いが強くなると予想される日は、洗濯物の室内干しも検討して貰えるように説明しておきましょう。また、住宅密集地では作業期間は外に洗濯物が干せなくなる場合もあるため、業者にしっかり確認して近隣へ伝えてください。

道路への飛散や車の停車の可能性

作業によって、塗料が道路に飛散する可能性があります。もちろん業者が後でしっかりと処理をしますが、一時的にでも影響が出る旨は伝えておいたほうがいいでしょう。また、近くに近隣の車がある場合は塗料が飛び散らないように、業者がカバーを用意します。カバーをかけてもいいかの確認も取っておいてください。

さらに、工事期間には作業用のトラックが出入りをします。しばらく停めておく場合もあるため、邪魔になるようならすぐに動かす旨も伝えておきましょう。

施工業者との同行もおすすめ

施工業者の中には、近隣への挨拶を行ってくれるところもあります。その際に自分も同行して、粗品とご挨拶をするのもおすすめです。詳しい説明は、業者からして貰ったほうが説得力があるため、見積もりの際に「近隣への挨拶について」どのような対応を取ってくれるのかも、確認しておきましょう。

外壁塗装は近隣への影響あり。トラブルを避けるために必ず挨拶を

外壁塗装工事は、どうしても近隣への影響が出てしまいます。そのため事前の挨拶をしっかりとして、ご近所トラブルを避けましょう。自分だけで不安な場合は、近所挨拶までサービスに含んでくれる施工業者を選ぶのがおすすめです。